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去る三月十五日より五日間、「真実の種」の活動の一環として韓国における反日施設の調査を行った。今回はソウルを拠点に地方にも足を延ばし、様々な施設をつぶさに視察してその「恐るべき実態」を把握した。調査結果は五月二十六日に文京シビックセンターで行なった視察報告会で発表しており、本稿ではその主な点を読者の皆様に伝えたいと思う。

子供の心に「反日」を刻み込む展示物

ソウルの西大門独立公園内に、「西大門刑務所歴史館」があり、韓国の小学生の大部分が課外授業の一環としてこの施設を訪れている。壁には日本の官憲による拷問場面を描いた絵がいくつも貼り出され、蝋人形を使って「凄惨な拷問の現場」を子供たちに見せている。売店で販売している小学生向けブックレットでは日本人を殺したテロリストを英雄として扱っており、ここで使われたという拷問器具や拷問方法を答えさせる「調べ学習」まで掲載している。
ソウル南方一〇〇キロの天安市にも広大な公営施設「独立紀念館」があり反日洗脳展示で溢れている。独立運動家が拷問されるシーンを「動く蝋人形」で再現しており、日本の官憲が両手を縛られた女性の両足の間に棒を差し込んでひねると、骨が砕ける音と共に女性の悲鳴が上がる。これを見た小学生が震えあがり、先生が「これが日本人のやることだ」と教えていた。
このような拷問は李氏朝鮮時代に行なわれ、日本統治時代には「残虐すぎる」として禁止されていたものだが、ここでは西大門刑務所歴史館と同様「日本人がやった」として、子供たちに日本への恐怖と憎悪を刷り込んでいるのだ。
さらにこの施設では慰安婦にするために朝鮮人女性を拉致してトラックに積み込む場面や、日本兵が慰安所で列を作って順番待ちしている様子をジオラマで再現している。そればかりか三次元立体映像で日本兵が朝鮮人慰安婦たちを「天皇陛下のために喜んで死ね」と叫んで射殺する場面を放映しており、殺害後に現れた説明者が「慰安婦強制連行は日本政府が組織的に行った残虐行為である」と決めつけている。
釜山の「国立日帝強制動員歴史館」にも目を覆うばかりの「歴史捏造ジオラマ」があり、慰安所で朝鮮人少女を日本兵が髪をつかみ頬を殴り強姦するシーンをビデオで再現していた。犯されて茫然自失となった少女が映し出され「ここはどこ、お父さんお母さん会いたい…」というテロップが流れる。国立の施設で「成人映画」を子供たちに見せているのだから呆れるほかはない。

天皇陛下を侮辱する元慰安婦の絵

今回訪れた「ナヌムの家」の展示も強烈だった。この施設は元慰安婦と名乗る老婆たちが日韓のボランティア青年たちと共同生活を送っており、私たちが訪れると日本人活動家が説明を買って出た。館内には老婆たちが書いた絵が多数展示されており、「彼女たちは文章では難しいが絵なら気持ちを表せる」とのことだ。その中にひとりの軍人が木に縛り付けられ銃殺刑にされる絵があり、「この絵は昭和天皇だ」と語った説明者の声には力がこもっていた。
ソウル市内には「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(旧韓国挺身隊対策協議会)」が運営する「戦争と女性の人権博物館」なるものがある。ここにも元慰安婦による絵が多数並んでおり「日本軍慰安婦被害者が日本兵に連行される様子や、船に乗って遠い異国へ移送される様子が書かれています」「このような犯罪が日本政府という国家権力によって体系的な制度として実施されたという意味で、より深刻な問題だと言えます」という説明がなされている。訪れた欧米人たちは真剣な顔で音声案内に聞き入っていた。

日本の名誉のために戦おう

日本大使館前にあるのは慰安婦像ばかりではない。歩道には「真実のためにここに立った人」と書かれた金色のプレートがずらりと埋め込まれており、その一つ一つに「日本軍慰安婦被害者十六歳で満州に連れて行かれた」などと英文と韓国語で書かれている。外国公館の安寧を保証するウィーン条約など頭の隅にもないのだろう。
当時は朝鮮人女衒が朝鮮の少女を上海や満州に売り飛ばし、これを日本の官憲が救っていた。それを韓国では一八〇度捻じ曲げて日本の官憲の仕業にしているのだ。
このように韓国では歴史を歪曲・捏造して自国民に日本人への憎悪を日夜植え付けると共に、これを世界中に発信して日本を貶め続けている。黙っていれば我々はやがて「野蛮民族」として世界中から蔑まれるだろう。韓国の実態を心ある国会議員の皆様にも是非知って頂き、官民を挙げて日本の名誉と誇りを守るために戦いたいと切に願ってやまぬ次第である。

5月26日、「真実の種」を育てる会および、英霊の名誉を守り顕彰する会は、東京・シビックセンタースカイホールにて、第4回講演会を開催しました。
今回のテーマは、「韓国反日施設調査報告」。
3月半ばに、報告者の松木國俊氏と佐藤和夫氏も含めた3名が、韓国国内に点在する反日施設を巡って調査を行ってきました。
報告者の二人からは、訪れた施設の詳細などについて写真などを使って説明がありました。多くの施設では、当時の日本軍が朝鮮の人々を苦しめた様子を蝋人形やジオラマを使って展示しており、見学した韓国の子供たちに、誤った歴史と反日感情を植え付けています。
そして、これらの反日の動きの裏で蠢く、韓国の赤化(共産主義化)と半島統一の企みを指摘し、警鍾を鳴らしました。
また、マックスフォンシューラー小林氏も登壇され、半島問題と日米関係について熱く論じました。
今回の報告は、韓国ならびに半島の情勢を知るうえで、とても貴重なものです。今後は国会議員の先生方にもこれらの情報をお伝えしていく予定です。
なお、集会報告については、新しい歴史教科書をつくる会『史』7月号に松木氏が寄稿予定です。

「真実の種」を育てる会では、3月15日より韓国内に点在する「反日施設」の潜入調査を敢行いたしました。
それらの実態をぜひ多くの国民にごらんいただきたく、この度、調査報告集会を開催いたします。
多くの皆様のご参加をお待ちしております!

韓国反日施設調査報告集会 概要

日時 令和元年5月26日(日)18時30分(開場18時15分)
場所 文京シビックセンター26階 スカイホール
参加費 1000円(学生無料)

共催 「真実の種」を育てる会
英霊の名誉を守り顕彰する会
問い合わせ 03-6912-0047

本日、杉田水脈先生ミニ講演会と国会見学会が開催されました。まず前半は、杉田先生のミニ講演会。外国人の土地買収問題やアイヌ問題などについて例をあげて、議員活動をとうした経験とその見地から、私たち国民一人一人がどう政治と向き合っていくべきかを話されました。後半は秘書の方にとても詳しいガイドをいただき、国会議事堂内を見学しました。講演、見学会ともにとても充実した内容のイベントとなりました。
ご多忙の中でお力添えいただきました、杉田先生そしてお二方の秘書の方には心より御礼申し上げます!

これからの日韓関係を考える機会

平成30年10月6日、「真実の種」を育てる会(岡野俊昭運営委員長)は、近現代史研究家であり、「真実の種」を育てる会運営委員でもある松木國俊先生を講師に、「本当は仲良しだった日本人と韓国人」と題した講演会を開催しました。

昨今、慰安婦問題をはじめとして、徴用工、海軍のレーダー照射など、日韓関係には多くの懸念があり、「韓国が嫌い」という方々も多くいらっしゃると思います。その反面、K-POPに代表される文化面では、親近感を感じている若者が多くいることも事実です。そのような背景の中で、本講演会は日韓関係の歴史を振り返り、将来の日韓関係を考えるためのよい機会になりました。

朝鮮半島の近代化

一言で言ってしまえば朝鮮半島の歴史は事大主義であったと言えると思います。強い者につくことで自身の地位を確保していく。特に、高宗と閔妃という当時の朝鮮半島指導者には近代化という観点はありませんでした。しかしその中でも、近代化を目指す朝鮮人がいました。彼らは明治の日本に学び、近代化を志していましたが、高宗らに潰されてしまいます。これに絶望をした福沢諭吉は、「脱亜論」を著します。

日露戦争は、朝鮮半島でも戦われました。そのためにインフラ整備など朝鮮半島の人々の協力が必要不可欠でした。26万人もの朝鮮人が参加し、日本の後方支援をしました。これは、白人によるアジア征服に日本を始めとするアジア人が立ち上がった共同事業であったと言えるでしょう。本年は、国際連盟で日本が人種差別撤廃を訴えて100年と節目の年となります。この提案を却下したのはアメリカのウィルソンでした。彼は民族自決主義を唱えていましたがそれは白人のみに対してのものであり、有色人種に対しては考えていませんでした。それが、日本の人種差別撤廃提案を却下した背景にあります。

日露戦争の日本の勝利により、朝鮮半島は日本の保護国となります。その一方で、長く続いた李氏朝鮮時代の身分制度が重くのしかかり、朝鮮半島の近代化は進みませんでした。それが、安重根の伊藤博文暗殺によって日韓併合に傾きます。これが引き金となり、李完用首相は、併合されることを決断します。李完用は現在の韓国では最大の売国奴だそうですが、国のことを思い、併合を決断したといいます。

日韓併合時代と日韓間の蜜月

1910年になされた日韓併合は、日本の多くの負担によって、朝鮮半島の近代化を成し遂げます。それと共に、庶民レベルでも日韓間の多くの交流が生まれました。卒寿祝いで日本軍歌を歌った老婆、終戦時に共に泣いた日本人と朝鮮人、日本人恩師を慕う朝鮮人など、多くのエピソードが残されています。特に日韓の絆を深めたのは支那事変でした。朝鮮半島には朝鮮の人々による愛国団体が次々に立ち上がり、日本兵を率いて戦った朝鮮人軍人もいることは有名な話です。この絆は、大東亜戦争にも引き継がれ、多くの朝鮮人が志願兵として日本軍人として共に戦います。特攻隊として英霊となられた朝鮮人もいます。それなのに、現在の韓国において、彼らは日本に味方した売国奴として遺族からも蔑まれる存在であることは悲しいことです。また、戦犯として処刑された朝鮮出身軍人の存在も忘れてはなりません。例えば、捕虜を19発殴ったというだけで死刑に処せられた軍人もいました。

戦後の悲劇

悲劇は戦後から始まります。大韓民国建国の意義と韓国人への日本統治時代への郷愁を断ち切ることを目的として、日本統治時代は地獄の時代であったことを主張しなければならなくなりました。すなわち、大韓民国が独立国として存立するためには、歴史を捻じ曲げてでも反日であることが必要となったのです。それに拍車をかけたのが日本政府の対応のまずさでした。慰安婦問題における宮沢首相の謝罪や河野談話など、毅然と対応すべき戦時中の諸問題に対し、日本政府は謝罪外交を続けました。この立場からの脱却と毅然とした真実の発信が求められる時代に今こそ来ています。

「謝罪」より「感謝」を

最後に、松木先生は、韓国には「謝罪」ではなく、「感謝」をすることが重要であることを述べられました。日韓併合は、日韓両国の独立を維持するための必要であった政策であり、朝鮮半島の近代化の主体は日本人ではなく、朝鮮人でした。この事実を日韓双方の人々が向き合うことが日韓私達の誇りを取り戻すことであること、英霊方を始めとする日韓双方の父祖への感謝が日韓両民族にとっての真の和解への道であることを述べられました。

質疑応答では、現在の韓国における親日派の状況のおかれている厳しさ、将来のあるべき日韓関係など、闊達な議論がなされ、有意義な時間となりました。

日本と韓国の本当の歴史

本年四月二十一日、「真実の種」を育てる会の事業である「日本人学生への歴史問題講座」として、現役の高校教師である黒田裕樹先生を講師に迎え「日本と韓国のほんとうの歴史」をテーマに第一回講演会を開催しました。

本講演会で黒田先生は、詳細なスライドと十六ページのレジュメを元に、明治時代からの日韓関係を説明されました。先生の講演はこうした多くの資料を元に緩急とユーモア含みのある話で参加された聴衆を惹きつけていました。

現在の学校教育では一般的に、明治政府が朝鮮政府に対して不平等条約を押し付け、外交権を奪い、植民地としたのだと教えられてきました。しかしこれは戦勝国が一方的に日本を見た歴史観です。黒田先生は当時の日本と朝鮮の間には「不幸なすれ違い」があり、様々な視点で見ることの大切さを述べられました。

当初、日朝関係は良好でしたが、朝鮮半島内のクーデターをきっかけに、日本と清国がそれぞれ派兵しました。この時の日本の姿勢が「日本は清国に比べて弱腰だ」と朝鮮にみなされ、朝鮮国内では、清国に頼る事大派が強くなりました。その一方で、日本の近代化を知り、頼ろうとした朝鮮国内の人々もいました。

朝鮮の中には、ロシアに軍事的な保護を求める勢力も現れましたが、この動きが発覚すると清国は、軍隊を派遣して朝鮮への圧迫を強めます。こうして、朝鮮半島は、日本、清国、ロシアの勢力争いの舞台となりました。日本は朝鮮を独立国にしたのに対して、清国は、朝鮮が長く朝貢している属国であるという主張を展開し、結果日清戦争が起こります。日清戦争は日本が勝利しました。

これにより、清国が手を引くことになりましたが、代わりにロシアが朝鮮半島に進出してきます。日本にとっては、朝鮮半島における影響力が清国からロシアに変わるだけ、すなわち日清戦争の意味がなくなってしまいます。その後、様々な経緯があり、日露戦争が勃発し、最終的に日本が勝利し朝鮮の独立が担保され、朝鮮の独立は保ちながら、外交権や軍事権を日本が確保し、「保護国」としました。

朝鮮統監府の初代統監である伊藤博文は、朝鮮の独立を保ちながら近代的な政権を誕生させようとしていましたが、安重根によるテロによって伊藤博文が殺害されたことにより、韓国世論は、一進会を始め次第に併合へ傾くようになりました。それでも、日本政府は日韓併合に対しては慎重でした。国際関係にどのような影響をもたらすかを見極めようとしていたからです。しかし、国際世論の承認の下、一九一〇年に朝鮮を併合します。日本の朝鮮統治は当時国際的にも評価され、アメリカのマッコイ少将が朝鮮の近代化に対して日本の植民政策の妥当性を初代総督の宇垣一成に述べています。

私達はかつて、満州事変を発端に、日本が東アジアを侵略戦争したと授業で教えられてきました。しかし、それ以前の明治維新、日清日露戦争で私達の祖先が何を守ろうとしたのかを考えることこそが、本当の歴史を知ることなのだと感じました。

日韓合意について

また、黒田先生は、二〇一五年十二月に結ばれた「日韓合意」についても言及されました。「日韓合意」は、慰安婦問題が「不可逆的に」解決されたという国際公約であり、蒸し返すことは許されないものです。日本政府は、韓国が合意に基づいて設立した財団に対し十億円を拠出し、日本側の履行すべき事項は果たしました。しかし、朴槿恵前大統領の弾劾で誕生した文在寅大統領政権は、二〇一八年一月に「日韓合意に対する新たな方針」を発表し、慰安婦問題を蒸し返すようになりました。この流れの中、慰安婦問題が日韓友好の「足かせ」とならないよう、私たち日本人は、韓国側の冷静な対応と国際公約の履行を求めることが必要であるとまとめられました。

先生の「教え方」が重要

日本人学生向けに開催したこの歴史講座が試験や受験に役に立たなければ意味がないのではないかという疑問を抱かれる方もいらっしゃるかもしれません。多くの高校歴史教科書では未だに慰安婦の記述なども残っており、センター試験では自虐的な出題が問題になることもあります。この点にも黒田先生は明快な解がありました。大手の山川出版社の高校歴史教科書を参考文献に使用し、その中にある重要語句をあえて盛り込みながら、私達の国に誇りが持てる講義を展開されたからです。若者が教育で将来日本にどのような思いを抱くか、それはどのような教材であっても、先生の「教え方」が生徒考え方の形成に重要であることを実感しました。

今後も、「真実の種」を育てる会は、日本人学生対象の講演会を開催します。親戚やお知り合い、特に学生さんをお誘いいただきご参加を心よりお待ちしております。