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本日、杉田水脈先生ミニ講演会と国会見学会が開催されました。まず前半は、杉田先生のミニ講演会。外国人の土地買収問題やアイヌ問題などについて例をあげて、議員活動をとうした経験とその見地から、私たち国民一人一人がどう政治と向き合っていくべきかを話されました。後半は秘書の方にとても詳しいガイドをいただき、国会議事堂内を見学しました。講演、見学会ともにとても充実した内容のイベントとなりました。
ご多忙の中でお力添えいただきました、杉田先生そしてお二方の秘書の方には心より御礼申し上げます!

これからの日韓関係を考える機会

平成30年10月6日、「真実の種」を育てる会(岡野俊昭運営委員長)は、近現代史研究家であり、「真実の種」を育てる会運営委員でもある松木國俊先生を講師に、「本当は仲良しだった日本人と韓国人」と題した講演会を開催しました。

昨今、慰安婦問題をはじめとして、徴用工、海軍のレーダー照射など、日韓関係には多くの懸念があり、「韓国が嫌い」という方々も多くいらっしゃると思います。その反面、K-POPに代表される文化面では、親近感を感じている若者が多くいることも事実です。そのような背景の中で、本講演会は日韓関係の歴史を振り返り、将来の日韓関係を考えるためのよい機会になりました。

朝鮮半島の近代化

一言で言ってしまえば朝鮮半島の歴史は事大主義であったと言えると思います。強い者につくことで自身の地位を確保していく。特に、高宗と閔妃という当時の朝鮮半島指導者には近代化という観点はありませんでした。しかしその中でも、近代化を目指す朝鮮人がいました。彼らは明治の日本に学び、近代化を志していましたが、高宗らに潰されてしまいます。これに絶望をした福沢諭吉は、「脱亜論」を著します。

日露戦争は、朝鮮半島でも戦われました。そのためにインフラ整備など朝鮮半島の人々の協力が必要不可欠でした。26万人もの朝鮮人が参加し、日本の後方支援をしました。これは、白人によるアジア征服に日本を始めとするアジア人が立ち上がった共同事業であったと言えるでしょう。本年は、国際連盟で日本が人種差別撤廃を訴えて100年と節目の年となります。この提案を却下したのはアメリカのウィルソンでした。彼は民族自決主義を唱えていましたがそれは白人のみに対してのものであり、有色人種に対しては考えていませんでした。それが、日本の人種差別撤廃提案を却下した背景にあります。

日露戦争の日本の勝利により、朝鮮半島は日本の保護国となります。その一方で、長く続いた李氏朝鮮時代の身分制度が重くのしかかり、朝鮮半島の近代化は進みませんでした。それが、安重根の伊藤博文暗殺によって日韓併合に傾きます。これが引き金となり、李完用首相は、併合されることを決断します。李完用は現在の韓国では最大の売国奴だそうですが、国のことを思い、併合を決断したといいます。

日韓併合時代と日韓間の蜜月

1910年になされた日韓併合は、日本の多くの負担によって、朝鮮半島の近代化を成し遂げます。それと共に、庶民レベルでも日韓間の多くの交流が生まれました。卒寿祝いで日本軍歌を歌った老婆、終戦時に共に泣いた日本人と朝鮮人、日本人恩師を慕う朝鮮人など、多くのエピソードが残されています。特に日韓の絆を深めたのは支那事変でした。朝鮮半島には朝鮮の人々による愛国団体が次々に立ち上がり、日本兵を率いて戦った朝鮮人軍人もいることは有名な話です。この絆は、大東亜戦争にも引き継がれ、多くの朝鮮人が志願兵として日本軍人として共に戦います。特攻隊として英霊となられた朝鮮人もいます。それなのに、現在の韓国において、彼らは日本に味方した売国奴として遺族からも蔑まれる存在であることは悲しいことです。また、戦犯として処刑された朝鮮出身軍人の存在も忘れてはなりません。例えば、捕虜を19発殴ったというだけで死刑に処せられた軍人もいました。

戦後の悲劇

悲劇は戦後から始まります。大韓民国建国の意義と韓国人への日本統治時代への郷愁を断ち切ることを目的として、日本統治時代は地獄の時代であったことを主張しなければならなくなりました。すなわち、大韓民国が独立国として存立するためには、歴史を捻じ曲げてでも反日であることが必要となったのです。それに拍車をかけたのが日本政府の対応のまずさでした。慰安婦問題における宮沢首相の謝罪や河野談話など、毅然と対応すべき戦時中の諸問題に対し、日本政府は謝罪外交を続けました。この立場からの脱却と毅然とした真実の発信が求められる時代に今こそ来ています。

「謝罪」より「感謝」を

最後に、松木先生は、韓国には「謝罪」ではなく、「感謝」をすることが重要であることを述べられました。日韓併合は、日韓両国の独立を維持するための必要であった政策であり、朝鮮半島の近代化の主体は日本人ではなく、朝鮮人でした。この事実を日韓双方の人々が向き合うことが日韓私達の誇りを取り戻すことであること、英霊方を始めとする日韓双方の父祖への感謝が日韓両民族にとっての真の和解への道であることを述べられました。

質疑応答では、現在の韓国における親日派の状況のおかれている厳しさ、将来のあるべき日韓関係など、闊達な議論がなされ、有意義な時間となりました。